Real Sound Lab   


スタジオ導入事例

トライデントミュージックステーション様導入事例(2010年1月取材)

今回、CONEQの導入事例として、「APEQ-2pro DIO」をモニタースピーカ補正用に
に導入されました、名古屋のトライデントミュージックステーション様にて取材を行いました。



トライデントミュージックステーション様使用機材一覧
ミキシングコンソール:Euphonix S5 Fusion EuCON
モニタースピーカ:YAMAHA NS10, Genelec 1029A



今回そのスタジオにAPEQ-2pro DIOが導入されました。








APEQ-2pro DIOに対するコメント

今回は、APEQ-2pro DIOのテストと導入をご担当された、トライデントミュージックステーション
代表取締役岩田光司様、並びにエンジニアの森井由美子様にお話を伺いました。



先秋のInterBEE2009にて弊社ブースにお立ち寄り頂き、直後にAPEQ-2pro DIOを
導入されましたが、導入されていかがですか?


 導入して2カ月程経ちますが、非常に評判がいいです。
黙っていれば「大きいスピーカはいい音がしますね」とおっしゃる方が多いです。現在APEQは
YAMAHA-NS10に使用しているのですが、横にGenelec 1029Aが置いてあり、てっきり1029Aから
音が出ていると錯覚を覚える方が多いです。低域の出方が今までと明らかに変わったので、
それが一つの要因だと思います。
あとは、今までのNS10の痩せた感じが無くなりましたね。ここまで補正ができるとなると、例えば
このNS10にサブウーファーを付ければGenelec1029Aともあまり変わらなくなるのではないで
しょうか?今のAPEQをNS10に使用した状態で1029AとNS10を切り替えても変化するのはほぼ
その低域だけですからね。APEQを使用する事によって、それ位の僅差になりました。前はやはり
全く違う鳴り方をしてましたからね。


APEQ使用前は明らかに2つのスピーカの音が違いましたか?

そうですね。NS10は昔ツイータに紙を貼っていたみたいに、20年前なんかはそういった時代が
ありましたよね。NS10はそういうものだというイメージがずっとありましたが、そのイメージが見事
に払拭されましたね。



現在APEQを使用されているのはNS10ですか?

はい。普段はNS10をメインに使用していますので。NS10で作業をする方がリスナーに
近づくんですね。1029Aですともちろんキックやベースも含めていい音がするんですが、リスナー
はこんなに大きなスピーカで聴く訳ではないので、よりリスナーの環境に近いNS10をメインに
作業をしています。あとは、1029Aはデモの時さほど音が変わらなかったんですよね。それよりも
とにかくNS10が大きく変わったので、現在はNS10専用としてAPEQを使っています。

























Aスタジオの導入されたAPEQ-2pro DIO



そういう意味では以前と比べてNS10を使った作業がしやすくなりましたか?

それはもう変わりましたね。非常によくなりました。一番大きいのはうちのエンジニアが前から
指摘していた音のL/Rのアンバランス感の改善ですね。以前はギターの音がどうもL/Rで違うの
ではとずっと悩みながら作業をしていました。何故Lの方だけ音が出る感じがして、Rにパンすると
引っ込んだ感じになるのかと。音響パワーを測定する事によりその原因が分かって、測定グラフ
を見て「やはりそうだったか」と。ちょうどギターの強調される帯域が大きくL/Rで違いましたね。
APEQで補正後は左右の特性が揃ったのでその心配が無くなりました。 明確な答えが見つ
かった結果、かなりやりやすくなりましたね。

あとは、レコーディングの際もAPEQを使う事により安心感がありますね。APEQで補正をする事
によって原音再生になっているという保証がもらえた感じがします。今までは「これがこの
スピーカの特性だから」という断わりをまず入れて作業をしていましたが、実際はそれでは何が
本当か分からなくなってしまいますからね。その点APEQを使用すると、「これで作業をしていれ
ば間違いない」という安心感がでてきます。先ほどの話題に戻りますが、特に低域ですね。
補正前の特性の様に低域が出ていないからといって、それを基準に低域をブーストして高域を
下げると、他のスタジオで聴いたときに非常にブーミーになってしまう。その点の安心感が大きい
と思います。

また、弊社ではレコーディングだけではなく音響もやっておりますので、自分で録音したものを
ホール等で再生する機会があります。いつもこの曲のこのミックスは・・・という心残りがありまし
たが、その辺の払しょくもできたかと思います。

あとは、例えばここで作ったものをお客様の別のスタジオで再生した時に、「ベースが出すぎる」と
コメントが入るとします。その場合、お客様のスタジオ再生環境がベースをより強調する環境で
あることも考えられる訳で、果たしてその意見で直していいものかというのは分からないじゃない
ですか。そういった部分でAPEQによる基準を設けておくと安心ですね。

APEQの様な音響パワーイコライザによって、これからスピーカの補正というもの自体が流行に
なっていくのではないでしょうか?結局いくらいいスピーカを買っても、本当にそれが原音を忠実
に再生しているのか、飾りつけしたフラットじゃない音になっているのか分からない部分がありま
したが、そういった所に有効ではないかと思います。


























インタビューにお答え頂いた、スタジオトライデント代表取締役の岩田光司様(右)と、
エンジニアの森井由美子様(左)


























ボーカルレコーディングブース



























1Fに新たに作られたレコーディングブース







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