4月10日(金)から12日(日)まで京都市の平安神宮にて開催された
「
平安神宮 紅しだれコンサート2009」において、プロ用音響パワーイコライザー
APEQ-2proがスピーカ補正に使用されました(4月10日と12日に使用)。
レビュー
メインスピーカであるJBL製 "VRX932-LA1 x 3+VRX918S x 2"のアレーと、
モニター用のBOSE製 "101MMSTAGE"の補正に使用されました。
当日音響を担当された
(有)ゼットサウンドの冨永代表取締役から、
「APEQを使う事により、従来設置後のスピーカ補正にかかっていた時間が
大幅に軽減され、その分他の作業に時間を多く取れる様になり、
非常に満足している」とのコメントを頂きました。
この日のスピーカ補正作業(測定から補正まで)は、メインのスピーカアレー
左右合計で約10分、モニタスピーカは約5分、合計わずか15分で
完了しました。
また、補正された音は池の対岸で聴いても非常に自然で、コンサート関係者の
方々からも「良い音ですね」と非常に好評を得る事ができました。
補正したスピーカーの測定データ
1.JBL製VRX932-LA1 / 918Sアレーの音響パワー周波数特性(左チャネル)
80Hz帯の6dBのピークが無くなり、その他低中音域のピークが
約±0.5dB以内に補正されています。
2.JBL製VRX932-LA1 / 918Sアレーの音響パワー周波数特性(右チャネル)
80Hzを中心とする8dBものピークがありますが、約0.5dB程度まで補正されています。
SRではこのピークがハウリングの原因となり、それを正しく補正するのは
非常に重要です。また、1.3kHz付近の-10dBのディップや、11kHz以上の凹みも
しっかりと補正されており、原音を忠実に再生するアレーになっています。
3.BOSE製101MMSTAGEの音響パワー周波数特性
このモニタは特に3kHz以上の高音域が出ない傾向がありましたが、
APEQ-2proでそれらもしっかりと補正する事ができました。
高音域の"暴れ"は、恐らくどこかの回路内に使用されているIIRフィルタに
よるものだと思われます。
APEQ-2pro使用状況の様子
測定中のPCオペレータ
台上の小型PCを使い、測定・補正を行います。APEQ-proへの補正データ転送も
このPCを使い行います。
メインスピーカアレー測定の様子
スイープ音を出し、マイクを縦横に動かしながらスピーカ前面を包み込む
様に約400点測定。この作業はわずか2分で終了します。
モニター用スピーカ測定の様子
こちらもスピーカ前面約400点の測定を行います。
当日使用されたAPEQ-2pro2台
上がメインアレー、下がモニタースピーカ用。それぞれミキサーのメインOUTと
メインアレー用パワーアンプ、モニターOUTとモニタースピーカ用パワーアンプの間に
接続されました。
コンサートの様子
客席の様子
「
平安神宮 紅しだれコンサート2009」の詳細は
こちらのサイトをご参照下さい。